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今すぐ使える漢方薬10種類!確実な効果と使い方を解説

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漢方生薬10種類をご紹介いたします。

今すぐ使える漢方薬10種類!確実な効果と使い方を解説

2023/11/17

漢方は、古代中国から伝来した医学理論や治療技術を日本の風土・国民性にならって、日本固有の医学体系に発展させたものです。漢方医学は、「病名治療」ではなく、「証」の医学です。「証」は、現時点でのお体の発する症状を漢方的視点(気血水、陰陽、虚実、寒熱、表裏、五臓など)を通して認識し、さらに特異性を示す症状をとらえた結果を総合して得られる診断法です。「証」は、経時的に変化もします。2002年に厚生労働省は、漢方の「証」を効能・効果のしばり(「体質」と「症状」)として、一般の方に理解しやすい表現を提唱してます。

近年、漢方薬が注目されるようになり、多くの人々が漢方薬を利用するようになっています。今回は、繁用される漢方薬10種類を紹介します。それぞれの薬の効果や使い方を簡単に解説しましたので、実際に使われる時は、ご自身の「証」に合っているかどうかを漢方専門店でご相談してから服用してください。

目次

    漢方薬とは?

    漢方薬とは、薬効を持った天然物(植物、鉱石、動物など)の生薬を組み合わせて作られています。生薬を組み合わせるときの配合原則の1つに君薬=「主薬」、臣薬=「補佐薬」、佐使薬「副作用を防ぐ佐薬と服用を容易にする使薬」を組み合わせて成り立っています。中国最古の薬物書(本草書)「神農本草経」(紀元1世紀頃。)は、その当時知られていた365種類の生薬が人体にどう作用するかを「三品分類」してます。上品(養命、延命長寿)、中品(性を養う=体質改善)、下品(治病=病気を治す)。三品分類の代表的生薬を上げますと上品(人参、甘草)、中品(葛根、麻黄)、下品(大黄、附子)などとなります。

    生薬一つ一つの効能効果に生薬を組み合わせることにより生まれる相乗効果が漢方薬の持ち味になります。
    ​​​​​ 漢方薬店では、漢方薬の専門家である薬剤師が、患者さんの病状や体質、生活習慣などをしっかりと聴取し、最適な漢方薬を提案してます。また、漢方薬店では、漢方薬の他にも、漢方茶や健康食品なども扱っており、健康維持に必要な商品を幅広く取り揃えています。 漢方薬は、近年、欧米でも注目されており、多くの人々が自然治癒力を高めるために漢方薬を取り入れるようになっています。漢方薬は、西洋医学との併用にも適しており、患者さんに合わせた治療法の提供や、副作用の少ない治療が期待できるなど、治療の幅を広げるための選択肢として注目されています。 漢方薬を取り扱う漢方薬店は、健康や美容、生活習慣病など、さまざまな健康や美容の面で悩む方々にとって、大きな支援となっています。また、漢方薬を取り入れることで、体に負担をかけずに健康を守ることができるため、生活の質の向上にもつながります。

    漢方薬10種類!

    漢方薬にはさまざまな種類がありますが、その中の10種類を簡単に紹介させていただきます。実際に服用される時は、漢方専門店でご相談されて「証」があっているか確認されてください。

    1.葛根湯(麻黄、桂皮、生姜、葛根、芍薬、大棗、甘草)

      感冒の初期で、後背部のこわばり、頭痛、発汗がなくゾクゾク寒気を感じている状態に適応します。

    2六君子湯(人参、白朮、茯苓、甘草、陳皮、大棗、半夏、生姜)

      消化吸収機能を賦活して栄養状態と体力を回復させる漢方薬です。

    3抑肝散(釣藤鈎、柴胡、川芎、当帰、朮、茯苓、甘草)

      精神的興奮(苛立ちなど)や認知症に関連する諸症状にも応用されるようになった漢方薬です。

    4加味逍遥散(当帰、芍薬、牡丹皮、柴胡、山梔子、薄荷、茯苓、朮、生姜、甘草)

      気滞・血虚・瘀血により生ずる精神的苛立ち、上部の熱症状、月経に付随する諸症状に用います。

    5八味地黄丸(地黄、牡丹皮、山茱萸、茯苓、山薬、沢瀉、桂皮、附子)

      腎虚により生ずる泌尿生殖機能低下、腰痛、下肢の冷えなどに用いられます。

    6牛車腎気丸(八味地黄丸+牛膝、車前子)

      八味地黄丸よりも利水・血流促進作用が増強されています。

    7半夏厚朴湯

      のどがイガイガし、緊張するとのどに異物感を感じる咽喉神経症を始めとする神経症に用います。

    8小青竜湯

      風邪の初期で、汗がなく、寒気と熱感が同時にあり、うすい水様の痰、咳や鼻水が出る時に用います。

    9芍薬甘草湯

      筋肉の急激なけいれんを伴う、こむらがえり、筋肉のけいれんに症状が出た時に用います。

    10麦門冬湯

      気道の粘膜に潤いがなく乾燥している陰虚の咳嗽に用います。
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            漢方薬を選ぶ時は、漢方専門店にご相談されてください。
     

    気になる症状に合わせた使い方

    漢方薬店では、多くの方が気になる症状に合わせた使い方のアドバイスを受けることができます。他の医薬品と異なり、漢方薬は症状別に方剤が分かれています。そこで、より効果的に漢方薬を利用するために、気になる症状に合わせた使い方が重要になってきます。 ただし、自己判断で漢方薬を用いるのはおすすめできません。症状にあわせた適切な方剤の選定と、効果的な使用方法について、漢方薬店などの漢方専門店で相談することが重要です。漢方薬店では、患者様一人一人の症状や身体に合わせた最適な漢方薬を選び出すことができます。ぜひ、気になる症状に合わせた漢方薬を服用して、健康な生活を送っていただきたいと思います。

    漢方薬の正しい飲み方と注意点

    漢方薬は、植物や動物性の原料から作られる伝統的な医薬品で、体質改善や症状の改善に効果があります。しかし、漢方薬は西洋医学の薬とは異なり、正しい飲み方が重要です。 漢方薬を飲む前には、必ず専門家に相談しましょう。漢方薬は個人差が大きく、一般的な薬とは違う飲み方をしなければいけない場合もあります。また、漢方薬は食前や食後、朝・昼・晩など、時間帯によって飲むことが推奨される場合があります。 漢方薬は効果的である一方、副作用もある場合があります。体調や症状によって副作用が出やすい漢方薬がありますので、必ず専門家に相談しましょう。また、何か変わったことがあった場合は、直ちに相談するようにしましょう。 漢方薬は、正しい飲み方と適切な使用により、健康維持や病気の予防・治療に効果があります。一方で、誤った使い方をすると、副作用が発生することもあります。十分な知識を持ち、適切な使い方を守り、安全かつ効果的に漢方薬を使用することが大切です。

    漢方薬の副作用と注意点について

    漢方薬とは、古来から伝わる東洋の叡智であり、様々な病気に効果があるとされています。しかし、漢方薬にも副作用が存在するため、使用には注意が必要です。 漢方薬の主成分は天然の植物や動物由来の成分であるため、化学薬品とは異なり、効果の多さも副作用の発生確率も個人差があります。また、漢方薬は複数の生薬を組み合わせて処方されることが多いため、それらの相互作用によって副作用が現れる場合もあります。また、妊娠中や授乳中の女性や、薬によるアレルギー反応を起こす人も副作用のリスクが高いため、専門家に相談されてください。 漢方薬店のスタッフは専門知識を持ち、患者様の健康面やライフスタイルに合わせた適切な漢方薬をお選びいたしますので、安心して相談することができます。

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